極私的連合赤軍試論

ところで何故私が日共或いは新左翼と連赤に問題意識を持ったかというと日共が混乱していた時期に採用した火炎瓶闘争、過激なだけで殆ど実体も内容もなかった山村工作隊も含んだ蜂起主義による極左的軍事武装闘争路線と日共に代表される所謂ハウスキーパー路線やドグマチックな無謬主義に誤った歴史のアナロジーを感じ取ったからです それ故に連赤は必然的に当初の志し半ばにして敗北すべくして敗北したのだと思っています まさしく新旧左翼の負の歴史が繰り返されました 劇作家の清水邦夫が将門に重ね合わせた権力の包囲網からの敗走でした 権力に依るアパートローラー作戦などの偶然の積み重なりで あさま山荘に籠城した彼らは毛沢東の山岳根拠地論を具現化することなく、あさま山荘に到着して逃げ込んだのに過ぎなかったのです 同志虐殺が明らかになる前に銃撃戦を手放しで称賛した新旧左翼諸党派は一斉に手の平を返して沈黙した後に口を極めて連赤を指弾し、断罪したのは周知の通りです 遺体発見後に埋め直してマスコミに公開した権力の情報操作は見事に成功してさよ